俺多分ドラマの主人公

大瀬戸バカ日記

大学1年生大瀬戸。日々、書く。色々。よろしく。

言葉にしなきゃ、伝わんないよ

僕がやっているはてなブログのホーム画面には、ロゴと共にこんな言葉が記されています。

 

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思いは言葉に。僕はブログを始めたてのときに気づいたこのキャッチコピーがすごく好きで、とても共感します。その通り。思いは言葉にしなきゃ伝わらない。何だってそうです。恋人でも、友達でも、先輩でも、後輩でも。もちろん伝え方、状況、社会的規範というものを考える必要はありますが、自分の抱いている感情に嘘を付かずに素直に言葉にするのはとても大事なことだと思っています。

 

 

 

僕がこのような考えを持ち始めたのは中学2年生の夏。

僕には好きな女の子がいた。クラスが同じで、よく笑う女の子。その光るような笑い方が綺麗だった。

 

 

 

 

当時はお互いにスマートフォンを持っていなかったからガラケーのメールを使って学校にいない時もよくやり取りをしていた。僕のガラケーはメールを受信すると背面が青色にピコピコ光るものだったのだけど、その子からのメールが来たときだけ赤色に光るように設定したりなんてしていた。部活を終えて家に帰り、シャワーを浴びて自室で過ごしている時に赤く光る僕の携帯も、メールが続くたびに「Re:Re:Re」と増えていくメールのタイトルも、すべてが綺麗で好きだった。僕は確かに恋をしていた。

 

 

 

 

 

そんな毎日を送って、気づけば夏休み。部活が忙しく、遊ぶ暇などあまり無かった僕はあの子を誘ってどこかへ行きたいなんて思っていた。

 

 

 

 

 

いつものように部活を終えて友達と帰ろうと思っていた8月の頭。僕は夏休みの課題の一部を教室に置いてきてしまったのに気づいた。

 

 

 

夏は最終下校時刻が遅く、6時半の真夏に傾いた太陽の角度はなんだか寂しいようだった。友達に先に帰っていてほしいと伝え、小走りで教室まで行き、散らかった机に手を突っ込んで課題を取り出す。下駄箱に戻ろうと体を後ろに向ける。

 

 

 

 

僕の好きな女の子がそこにいた。

彼女も彼女で偶然に忘れ物をして教室まで戻ってきたのだそう。

 

 

 

 

教室に事務員さんがやってきて、早く帰りなよと僕たちに声をかけた。お互い部活は終わっていたので僕と彼女は一緒に帰ることにした。すっかり暗い公園に面した下り坂を、二人で。

 

 

 

家の方向はほぼ同じであり、途中で公園を通る。僕らは夏休みの予定だとか、お互いの部活が忙しいだとか、そんなことを話した。鼓動の音を隠すように鳴るゆるやかな虫の声を背にして、橙色の街灯に照らされて煌めく彼女の後ろ髪の美しさは、まだまだ幼い僕を黙らせるには整いすぎていた。

 

 

 

 

 

好きです、と、あなたのことが好きなんです、と、言おう言おうと二人で歩きながら何度もそう考えた。でも、切り出そうとするこの口を開いた瞬間に綺麗な光が無くなってしまいそうな、渦に飲まれてしまうかのような不気味な感覚に襲われる。

 

 

 

 

 

僕は精一杯当たり障りのない会話をして、そして彼女の家と僕の家の分かれ道にたどり着き、また今度ねと手を振った。その時彼女が見せたあの笑顔はどうにも忘れることができない。確かに綺麗だったから。

 

 

 

 

 

 

 

☆   ★   ☆

 

 

 

 

あのとき思い切って告白していたら。どこにでもあるような青春じみた後悔です。でも、このときから僕は自分の気持ちに素直になることがどんなに尊くて力強いかを知ることができました。

 

それ以来、僕は恋愛に対してはもちろんのこと、その他の人間関係においても感情はすべてそのままの形をできる限り保った言葉として出すようになりました。だるい、疲れた、などのネガティブな感情に関してはその場その場で判断していますが、好き、嬉しい、楽しい、などポジティブな感情はすべて出す

 

 

人は自分を飾らず隠さずに振る舞う人間に寄っていく性質があります。これは僕が自分の気持ちを素直に伝えることを実践してから感じたことです。それまでの僕は上の好きだった子の話のように恥ずかしいという思いの他に「嫌われたくない」という重い気持ちがあり、よっぽど強い感情を抱かない限り笑ってヘラヘラしてやり過ごしていました。

 

 

 

 

でも、あのことから学んだことを活かして自分の気持ちをストレートに伝えることを我慢せずに出していると、自分を信頼してくれているんだろうな、とわかる人が増えました。代わりに僕の意見と食い違う人は僕を嫌っていたりしていたらしいですが、自分を愛してくれる人がいると知っていればそんなものはダメージですらありません。また、その時にすべての人に嫌われずに生きようとするなんてことは傲慢でしかない、ということも学びました。

 

 

 

 

 

意見、感情を出せば絶対に敵や反する意見を持つ人間は現れます。ですが同時にあなたを深く信じてくれる人が現れるのも事実です

 

 

 

いつか読んだ「スティーブ・ジョブズの名言集」という本にこんな言葉がありました

 

 

フォードより、ポルシェになれ

 

大衆車として多くの人に好まれるフォード車よりも、多少支持してくれる人が減ろうとも熱狂的なファンがいればよいとする彼のポリシー。別に多くの人に支持させる必要なんてない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここまで読んで下さりありがとうございます。明日から、いや今から、自分の感情は素直に出す意識を持つと、人生がちょっとだけ良い方に転がるかもしれません。ちょっとだけ。

 

 

では。