俺多分ドラマの主人公

大瀬戸日舎(にっしゃ)

大学1年生。大瀬戸。このブログを読めば心がちょっとドラマチックになる。

壁に耳はあるし、障子に目はあるという話

 

僕の友達にケンという男がいる。

 

 

 

彼とは中学の陸上部時代から仲が良く、お互い高校生になっても陸上を続けていたので競技場で会えばくだらない話をしてバカ笑いするような関係だった。

 

 

 

 

どちらかの調子が悪い時は、家の近くの公園で学校帰りに陸上についての話をして励ましを送ったり、送られたり。

 

 

 

 

そんな心優しい彼は少し、いやかなりお調子者な面があり、思ったことをすぐに口にする癖がある。

 

 

 

 

 

僕と同じ大学一年生であるケンは、入学早々に大学で中学の同級生に再会した。

 

 

 

 

 

彼女の名前はマリ。中学生の時は吹奏楽部に所属しており、おしとやかながら年齢にそぐわぬ色気を放っていた彼女はいつも学年の男子から人気だった。

 

 

 

 

 

そして、ケンはマリが好きだったのだ。それでも、自分の気持ちを打ち明けることはなく卒業。

 

 

 

 

 

そんな状況でマリと再会したケンはとにかく嬉しくてしょうがなかった。

 

 

 

 

 

学部のグループから即座にマリのラインを追加し、やり取りを始めるケン。

 

 

 

 

 

かなり積極的に、攻めたラインを送っても相手の反応は良かった。

 

 

 

 

 

 

「私最近一緒に帰る友達いないの〜」そんなマリのラインにケンは高ぶった。

 

 

 

 

 

「そうなんだ、じゃ俺と帰ろ笑」

 

 

 

 

 

「うん!ありがと笑」

 

 

 

 

 

ケンは完全に勝利を確信していた。いや、彼でなくとも、男なら、確信するだろう。

 

 

 

 

 

イケる。

 

 

 

 

 

ワンチャンある。

 

 

 

 

 

そんなあさましい下心がケンの頭を支配する。

 

 

 

 

 

そうしたラインでのやり取りをしているある日、彼は友達と食堂でマリのことについて熱く語っていたという。ここで先述の、彼の悪い癖が出てしまう。

 

 

 

 

 

「絶対イケる」

 

 

 

 

 

 

「マジヤれるからこれw」

 

 

 

 

 

 

ラインでのやりとりが上手く行っているだけでここまで増長する男も珍しいと思うが、それだけ彼はマリを落とす自信があったという。友達と大声でマリのことで盛り上がっていた。

 

 

 

 

 

 

「いやホントヤれるからなw」

 

 

 

 

 

 

 

そう、ケンが言った時、彼は背後に視線と、嫌な予感と、何かを感じた。

 

 

 

 

 

 

 

ケンは振り向いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マリがいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それからというものの、ケンのラインの通知に「マリ」が表示されることは無くなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

こんにちは。大瀬戸です。いきなり僕の友達についての身内話から始めてしまいましたが、これは実話です。ケンに話を聞いた僕でも本当にできすぎた流れだと思うのですが、そのくらい現実とは奇妙面白いのです。

 

 

 

 

 

「壁に耳あり障子に目あり」ということわざがあります。「秘密は秘密に話していると思っていてもどこからか漏れることがあるから気をつけろよ」という意味なのですが、秘密に限らずともこれは他人事ではありません。特に悪口。

 

 

 

 

悪口や、そうでなくとも本人に聞かれたら嫌がるであろうことは極力言わないようにするのが賢い。

 

 

 

 

「そんなことわかってるよ」と思うかもしれません。ですが、そう思ったあなたも疲れている時、舞い上がっている時などにそこまで気が回るでしょうか。

 

 

 

 

 

バイトの疲れから、ついロッカーで店長の悪口を言ってしまったり、部活の疲れから、つい顧問への愚痴を言ってしまったり。はたまた冒頭のケンのように恋愛のことをあけすけに友達に喋ってしまったり。

 

 

 

 

どこで誰が聞いているなんて、予知することは不可能です。本人が聞いていなくとも、本人と仲の良い人が聞いてしまっていたらアウト。

 

 

 

 

 

どうすればいいのか。それは遠距離攻撃です。

 

 

 

 

 

現世はストレス社会。僕は悪口はやめたほうがいいという内容のことを記事にしましたが、どうしようもなく嫌なことや愚痴悪口恨みつらみを吐き出さないとやっていけない日があることは、18年という小さく浅い年月を生きた自分でも理解できます。

 

 

 

 

 

だから、「言うなら遠くで」を意識してみてはどうでしょうか。

 

 

 

 

 

悪口、愚痴、その他諸々聞かれちゃダメなこと。遠くで。

 

 

 

 

 

 

バイト先の悪口を言いたければ大学で。大学の愚痴はバイト先で。

 

 

 

 

 

 

コミュニティをズラすことで、異なるバックグラウンドを持つ人間から新鮮なアドバイスを貰うこともできるかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もしそれでバレたらどうするか?

 

 

 

 

 

 

 

 

諦める。さすがにムリだろそれは。